C ベット 2020: パート 2

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二極的な C ベット

最新の C ベットの世界に初めて飛び込んだ前回は、頻繁にベットすることでレンジの優位性を最大に活かすことを学びました。前回同様プリフロップでレンジがかなり有利な状況ですが、今回は優位性を失ったフロップで、プリフロップのコーラーのレンジにかなり手強いハンドが入った場合に焦点を当てます。このような場合は、 C ベットをもっと選択的あるいは二極的に打つべきです。

二極的とは次の 2 種類のハンドでのみベットすることです。すなわち、

• バリューベットに適した「強いハンド」

• ショーダウン バリューはないが、望みなしとまでは言えない「ブラフ」です。

残った「中程度の強さのハンド」と「まったく望みのないゴミ手」がチェックレンジとなります。

ベットを二極的に打つ

プリフロップでのアグレッサーとしての優位性をフロップで失ったら、C ベットを二極的に打つのが一般的です。前回見たように、フロップでも優位性を維持してるなら心ゆくまでベットし、(対等なレンジであれば) 相手を計算が示す以上の回数フォールドに追い込むことができます。
しかし一部のフロップはこちらの特定のハンド、相手がプリフロップでコールでなくレイズしたであろうハンド (J-J、A-A、A-K など) を損ない、レンジのエクイティを 50% 近くへと下げます。BB のオールインレンジは非常に弱いため、プリフロップのレイザーが BB とのヘッズアップで 50% を切ることはまれです。

コネクテッドでウェットなフロップ、特にミディアムからローカードがたくさんあるフロップだとレンジの優位性が壊され、二極的な C ベットに頼らざるを得なくなります。ここで重要なのは「頼る」というところ。頻繁に C ベットを打つのがスリル満点の贅沢なら、二極的に C ベットを打つのは刺激のない必需品といえます。

対等なレンジ – 思考実験

仮にルールを自分に有利な方に曲げて、自分だけ BB をポストしなくてもよくなったら利益につながるでしょうか? もちろんです! どんなゲームでもあなたの勝利は約束されたようなものです!
必要ないのに BB をポストするのは、レンジが対等なのに頻繁にベットするようなものです。

カードが配られ、レイズやフォールドをする前は全員が同じハンドレンジです。BB を強制されるというのは、プリフロップでレンジベットをさせられているということです。ブラインドをポストすることで、非選択的なベットを行っているのです。

対等なレンジで非選択的にベットするのは下策です。

フロップでの判断

フロップで優位性がなくなった場合は、レンジに関係なくベットするのは避けたいところです。CO からのオープンに BB がコールした場合を考えてみましょう。フロップは 10♠7♠6♦ です。このウェットでそこそこのフロップは、相手のレンジのかなりの部分とコネクトします。ナッツとエクイティの高いドローがいろいろあるので、こちらのオーバーペアは格下げされ、ビッグカードは無価値のゴミ同然になってしまいました。

今やアドバンテージはごくわずかで、こちらのレンジのエクイティは 51 – 52% といったところでしょう。なので A♥K♥ や同等のゴミ手でベットすると、不要なブラインドをポストするのと同じ罪を犯すことになります。

もっと選択的にベットしましょう!

バリューハンドを選ぶ

バリューハンドとはベットしてコールされると真価を発揮するハンドのことです。10♠7♠6♦ のフロップでバリューベットできるハンドには Q-Q、6-6、9-8、A-T などがありますが、バリューベット可能なハンドなら必ずバリューベットしなければならないというわけではありません。ターンの主導権を奪おうとする攻撃 (プローブベット) から身を守るために、一部のオーバーペアをチェックレンジに含めるのが賢明です。セットやストレートのような強いハンドの場合は、エフェクティブスタックとの兼ね合いでポットが大きくなる余地があり、インポジションなら、常にベットすべきです。こうした状況でポットを停滞させるのは犯罪行為です。

ブラフを選ぶ

ブラフとは完全なゴミ手にベットすることではありません。ブラフレンジには一定の基準があります! A♣2♣ でベットするのはバカげていますが、J♦9♦K♠4♠ あたりなら頻繁にベットします。Q-Q のようなバリューハンドのように、これらの魅力的なドローもバランスを考えて時にはチェックしましょう。

チェックレンジの構築

10♠7♠6♦ のフロップで二極化したレンジを構築すると、チェックビハインドのレンジは制限され (フロップでできたナッツはなし)、濃縮されます (フロップで持っていた未完成のハンドが全部外れる)。フロップでかなりの未完成ハンドをブラフしているのを思い出してください。チェックレンジはまずオーバーペア、トップペア、(ドローの有無にかかわらず) 弱いペアなどショーダウン バリューの大きい手で、A♠K♠6♠5♠ のようなショーダウン バリューのあるフラッシュドローも含められます。

また、将来の攻撃に対してフォールドするつもりで、またはターンかリバーで遅らせた C ベットのブラフをするために、時にはかなり酷いハンドでもチェックします。

まとめ

• ウェットで良くも悪くもないフロップでレンジの優位性がなくなったら、ベットを思いとどまりましょう。
• 選択的にベットするときはベットレンジを二極化します。
• 「二極化する」とはバリューのあるハンドや有望な未完成のハンドはベットし、ショーダウン バリューのあるハンドやゴミ手はチェックすることです。
• チェックレンジを無防備にしたくはないですが、インポジションのナッツでスロープレイしたり、ポットを停滞させるのも好ましくありません。

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