4つに分けれる現代のプレイスタイル

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2003年にフィル・ヘルミュースが「Play Poker like the Pros」という本を発売しました。その中で、ヘルミュースは各相手プレイヤーを動物に例えて説明しています。例えば、「ネズミ」はタイト過ぎるので現代のポーカーでは勝てない。「ジャッカル」はうっざいぐらいルーズ過ぎるので強いプレイヤーが一人でも参加するゲームでは勝てない。そして、「ワシ」は才能が有り「世界のトップ100に入る実力がある」誰かでした。ヘルミュース時代の「ワシ」のプレイヤーは、現代のポーカーでもその名の通りの活躍ができているかどうかは分かりません。

重要なのは以前に有力だとされていたプレイスタイルは既に古く、現代のポーカーでは時代遅れだと考えられており、そのスタイルを活用しているプレイヤーほぼいなくなっていると言う事です。この記事ではヘルミュースの様に現代の各プレイスタイルを動物に例えて説明をします。これを読めば、現代のポーカーでは技術的な裏付けが無いプレイヤーがただサングラスをかけたり相手のボディーランゲージを読むだけでは勝てない事が分かって頂けると思います。例えに使う動物は、ヘルミュースが「像」に例えて説明したリンプばかりする「基本なミス」をするスタイルがありません。あなたも下記の動物を参考に、現代のポーカーで勝てるスタイルを選んでください。

ハゲタカ

ハゲタカは細かくてよく見るシチュエーションを数多く勉強し、誰も欲しがらず忘れてしまいがちない小さなポットを取る事に執念を燃やします。しかし、長期的に見るとこのスタイルは確実に利益を上げる強者のスタイルと言えるのです。リスクの少ない小さなポットを確実に取る能力が優れているとたまにしか現れない、リスクが高い大きなポットになる戦いの勉強をする時間が少なくて済みますし、リスクや分散の高い戦いを避ける事にも繋がります。ハゲタカは多くの人がミスしやすい状況を把握しているので、相手がフォールドし過ぎるミスしがちな場面で数値的には最善とされる率よりも多くブラフする事でができます。

ハゲタカはベットサイズを調整する事で固定観念がガチガチに固まったプレイヤーを出し抜こうとします。もちろん相手にリバーでのブラフベットがコールされる事もあります。しかし、あなたがリバーでポットの3倍もベットするのを止めるのに必要となる25%以上の確率でコールするでしょうか?間違いなくほぼ全てのプレイヤーはレンジの95%以上をフォールドします。

ハゲタカの強みの一つはBBでの勝率が高い事です。他のプレイヤーがあまり重要視しないBBからでもフォールドエクイティを多用して小さいポットを多く勝ち取ります。彼らは大きなポットでの勝率や分散を計算し、負けている時はその穴埋めを小さいポットを多くとる事で補填するのです。もし彼らが大きなポットも勝ち出したら止める方法は無い事になります。

ハリネズミ

ハリネズミは本来、先ほどのハゲタカよりもタイトでセオリー通りのプレイスタイルを表します。昔のフォールドばっかり書かれている書籍のセオリーではなく、現代のポーカー理論の一つでもあるGTO(ゲーム理論最適)関連のセオリーの事です。ハリネズミは物凄く保守的で対戦相手の情報が少ない時は特にゲーム理論に忠実です。彼らの基本戦術はバランスが良く、チップを奪うのは困難です。彼らのプレイを邪魔しなければ問題は無いのですが、もし彼らを出し抜こうとするならば、逆に出し抜かれる危険性が高いので注意が必要です。

ハリネズミはまずGTOの勉強に時間をかけています。手札とボードの組み合わせごとに最適なベットやレイズする回数を学ぶ事で、破ることが容易ではない頑丈な要塞を築くことができます。しかし、実績のある理論は確実ではありますが、美味しいゲームで利益を得るまでに時間がかかるのが難点です。ハリネズミのEVはハゲタカに比べると少ない傾向になりますが、ハゲタカほど対戦相手の怒りを買う事はありません。

ハリネズミのスタイルは何よりも数値を重んじるプレイヤーに最適なスタイルとなります。なぜならばこのスタイルはどの対戦相手にもある程度はフィットし、どの相手にも共通したプレイをする事ができるからです。これはある一定のスタイルだけに強い戦術よりも対戦相手を選ばないのでプレイの判断基準がブレる事がありません。

ベアー

ベアーは怖いものが無くとても危険です。彼らは大きなポットを作るのが好きで、戦う時に相手に技術とメンタルの両方でプレッシャーをかけてきます。彼らの多くは相手をいじめる事で利益を上げます。これは大きなポットをプレイするのを怖がってる相手には特に有効な手段です。ベアーの強みの一つはポットの大きさによってレンジを広げられる事であり、相手が期待値的には正しいプレイであっても全てのチップを失うリスクを怖がっている場面では間違いなくプレッシャーを与えてきます。ベアーは分散が大きくなるので同じようなルースなプレイヤーと戦う事を避け、比較的タイトなプレイヤーと戦う事を好みます。

ベアーはここかしこにチップを失う事に躊躇せず、より大きなポットを得る事を重要視する性格です。このプレイスタイルを好むプレイヤー達は他のスタイルと比べてのショーダウンせずに勝つ数値が高くなる傾向にありますので、間違いなく現代のルースアグレッシブプレイヤーと言えます。もしあなたがアグレッシブにプレイしたいと考えているならば現代の理論にフィットしているこのスタイルをお勧めします。

フクロウ

フクロウは高い集中力を保ちつつも参加することが少ないプレイスタイルです。各ハンドをどうプレイするかの基準をきちんと守りたいし、彼らは複数のテーブルを一度にプレイする事はあまりしません。彼らは自分のスキルレベルが足りない戦いには決して参加せず、対戦相手の数値を調べる事を重要視しています。彼らは私達がミスし易い状況を把握していますし、数週間前にどの様なシチュエーションで負けているかまでも調べています。このスタイルの欠点は一時間毎の収支が低い事ですが、BB/100 の収支は他のスタイルに比べると高い傾向にあります。

フクロウは自分のプレイを常に研究し、何が足りていないかを考え、完璧を求めようとします。彼らにとってポットの大きさによってプレイのスタイルを変える事はしません。ベアーの様に大きなポットを重視する事もハゲタカの様に小さなポットだけを狙う事はせず、全てが同等と考えています。

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