ムスカン・セシィ - ライブトーナメントで勝つ秘訣

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海外のライブトーナメントに参加する時の注意事項

違う国のトーナメントに参加する場合は以下の項目を事前に確認してください。

  • 旅行用の保険に加入する。
  • 予防接種が必要かどうかを確認する。
  • 銀行やクレジットカード会社に海外でカードを使用する事を事前に伝える。海外で大きい金額をやり取りするとカードがロックされしまう場合があるので事前に連絡するのが好ましい。
  • クレジットカードが渡航先でも使えるかを確認する。
  • 渡航先に持って行ける現金の上限を確認する。

時差ぼけ

違う国の時間帯に体を合わすには時差ぼけの影響で1週間程度必要になる場合もあります。時差ぼけを早く解消するにはまず適切な時間に食事を取る事が大事です。何時に起床するかを先に決めて睡眠時間をしっかりと取ってください。食事の時間を適切にする事で体のリズムが良くなります。その他にもヨガや瞑想が時差ぼけを解消する事に効果的です。

お菓子と食べ物

どこの国に滞在するかにもよりますが、食べ物の値段が高い地域や新鮮な食材を確保するのが難しい場所もありますので注意してください。航空会社のガイドラインに従って国外に持ち運べるドライフルーツやナッツ等の軽食を持参するのも良い方法です。

事前に滞在するホテルの近くにスーパーマーケットがあるかどうかを検索し、冷蔵の必要のない水やフルーツを買い貯めるのも大事です。もちろんトーナメント会場でもご飯は食べれますが、ヘルシーな食生活を心がける方がポーカーにも好影響をもたらすと思います。事前にしっかりと準備してください。

私は常にオートミールを持参しています。そして水を沢山飲み、フルーツを食べたりして健康を維持するようにしています。食べ過ぎすぎるとゲームに集中できなくなるので満腹になる前に食事を終えてください。その一方でゲーム中にお菓子を食べて集中を保つ事も大事です。

バックパックと鞄

トーナメントによってはテーブルに持って行ける鞄の大きさが指定されている時があります。私は小さめのバックパックに必要最低限の水と軽食、スマホ用のバッテリー、部屋が寒い時に着れるパーカーを入れて持って行くっています。カジノの中にあるポーカールームは凄く寒くなるので上着は必ず用意してください。

ステーキング

もしあなたが金額の高いトーナメントに参加する場合はステーキングを行うのをお勧めします。ステーキングの方法は人それぞれですが、参加費の10~20%を仲間やスポンサーに出資してもらったり、ポーカー仲間と賞金の一部を分け合う約束をする事が一般的的です。勝つ確率を増やしたり出資を抑える事はROI(投資収益率)が高くなる事に繋がります。

例えば、215ユーロのサテライトを通過して5300ユーロの大会に出られる事になったとします。もし参加費の20%を出資してもらったとしたらトーナメントに参加する前に約800ユーロの利益を得た事になります。更にもう10%を違うポーカープレイヤーと交換すればインマネするチャンスが倍になります。ステーキグしたとしてもあなたは賞金の70%を手に入れられますし、仮に負けたとしても利益を既に得ているので絶対に損はしない戦略になります。それにもしかしたら賞金の一部を分け合う約束をしたプレイヤーが1億円を勝つかも知れません。仮に勝ったとしたら、1億円の10%は1000万円なので良い出資をした事になりますよね?

相手に弱さを見せないようにアジャストする

もしあなたが相手の3ベットに対して頻繁にフォールドしていたとしたら、相手のプレイに対してアジャストする必要があります。まず初めにテーブルにいる全てのプレイヤーのスタイルを理解してください。例えば相手はあなたにだけ3ベットしているのか、それとも他のプレイヤーに対しても同様に3ベットしているのかによって対処方法は異なります。まず手始めにプリフロップでのレイズするレンジを狭くしてください、ハンドレンジを狭くする事で相手が3ベットして来た時に4ベットする事がより簡単になります。ハンドレンジを狭くする前に4ベットして相手のリアクションを先に見るのも良い方法です。

テーブルにいるプレイヤーのスタイルを理解したりテルを見つける事に注意を払ってください。EPTバルセロナをプレイしている最中に有名なプロと同卓になって緊張した事を今でも覚えています。私はそのプロの一挙手一投足に注目し、テルがないかを探していました。

信じられない事に有名なプロにもテルがあり、私はそれを見つける事が出来たのです。彼は強いハンドの時はチップを投げ入れながらレイズと発声し、強くないハンドの時はチップをただ投げ入れていました。これはかなり分りやすいテルでした。このテルを見つけたおかげでそのプロに対して3ベットを簡単にする事ができました。

私はサングラスを常にかける様にしています、サングラスをかけているおかげで相手の顔をずっと見ていてもそれが不自然ではなくなります。ボディーランゲージやテルを見つける事は私は重要視しています。

ベットサイジング

同卓している他のプレイヤーが3ベットや4ベットする際に幾らのチップを払っているか注目してください。そして相手のスタックに対して幾ら3ベットすれば相手はコールするか、又は降りる額は幾らかを考える必要があります。仮にあなたレのイズ額がミンレイズ相当だとしたらポットオッズが良いので相手はコールし易くなりますのでレイズや3ベットする際は相手がコールし難い額に設定するべきです。

同卓しているプロがあなたの事をレクリエーショナルプレイヤーだと認識し、インマネする事が目的だと考えた場合はバブル付近であなたに対してプレッシャーをかけてくることが多々あるので気を付けてください。しかし、この状況で仮にあなたが4ベットをしたらものすごく強いハンドの印象を与える事ができますし、プロも同じよう様にバブル付近でリスクを取るのを躊躇うので、プロに対しては逆に強いアクションを取る事も有効なプレイですので活用してください。

心がけている事

ポーカーでは全てのハンドで勝つ事はできませんので負け事は問題ありません。
例えば、相手があなたのハンドをブラフで下ろした後にブラフを見せたとしたら、「くそっ!なんでコールしなかったんだ」とそのハンドの事ばかりを考えてしまいます。一つ一つのハンドの事を必要以上に気にするのを止め、大きな目標を達成する為に何が必要かを考える事に心がけてください。チップが残っている間は絶対に諦めてはいけません、1BBしか残っていない所から優勝したプレイヤーが世の中には大勢いる事も忘れないでください。

日頃から瞑想を行う事で上手くいかなかったハンドの事を早く忘れられます。呼吸の仕方も大事です。そして常に冷静を保ち集中してください。ポーカーはメンタルスポーツです、思考や感情をコントロールする事ができれば対戦相手より優位にゲームを戦う事が可能になります。

自分のプレイスタイルを事前に設定するのは止めましょう

多くのプロはトーナメントが始まる前にタイトやルースにプレイするかどうかを決める事はしません。彼らはテーブルに座った後に相手のプレイスタイルを判断し、相手を出し抜くために最善のスタイルを見極めています。

 

プレースタイル 対策
ルースタイト: 参加するハンドは絞らず、ポストフロップでは降りる事が多く、ハンドの強さに忠実にプレーするスタイル このスタイルのプレーヤーには3ベットを多用しヘッズアップになるようにする。彼らにはベットしていく方が効果的だが、相手がコールした場合は降りる事が少ないのでショーダウンできるハンドが必要になる
ルースアグレッシブ:参加するハンドは絞らず、どんどんベットやレイズをするアグレッシブなスタイル このスタイルのプレーヤーと戦うには我慢が大事。相手のアグレッシブなスタイルを逆手に取るには強いハンドを待つのが一番良い対策になる。ルースアグレッシブなプレーヤーはトリッキーなので注意が必要
ルースパッシブ:コーリングステーションとも言われるどんな手でも参加しコールし続けるスタイル このスタイルのプレーヤーにブラフをしてはいけません。それとミドルペア位の弱いハンドでもバリューをもらえる可能性があるのでベットする方が良いでしょう
ロック(タイトタイト):参加するハンドは絞り、ポストフロップは消極的にプレーし、ポストフロップで降りる事が多いスタイル このスタイルのプレーヤーとビッグポットを争ってはいけません。彼らがベットしてきたら潔く降りてください。しかしベットしてこない時は相手は強いハンドを持っていない事が多いので降ろしやすいです
タイトアグレッシブ:参加するハンドは絞り、強いハンドの時は積極的にプレーするスタイル このスタイルのプレーやのブラインドはスティールするターゲットになります。しかし大きなポットを戦う際は気を付けてください
タイトパッシブ:参加するハンドは絞り、強いハンドの時でも消極的にプレーするスタイル このスタイルのプレーヤーが一番勝ちやすいです。しかし強いハンドがある時は中々おりません。 この相手に対してはブラフする必要はなく、良いハンドの時にしっかりとバリューを取るようにしてください。タイトパッシブなプレーヤーがチェックレイスした時は物凄い強いハンドが出てくるので注意が必要です。

このリストに書いてある通りポーカーには様々なプレイスタイルがありますが、上手い人ほど色々なスタイルを使いこなし対戦相手によってスタイルをアジャストするタイミングを心得ています。例えば物凄くタイトなプレイヤーがバッドビートで負けた途端にルースアグレッシブなプレイに変わったりするのをプロは見逃しません。

ディープスタックの時こそ気を付ける

トーナメントが始まった時は全てのプレイヤーがディープスタックです。平均的なトーナメントでは最低でも300BBは開始時に持っています。序盤で気を付けなければならないのはAAを持っている時以外でオールインになる事です。ディープスタックでのプレイが得意でなければ序盤は無理に参加せずに対戦相手の情報収集に時間をかけるのも手です。個人的には 最初からトーナメントに参加して情報を集める方が戦いやすいと考えています。

デイ1では相手のプレイスタイルに合わせてプレイします。そしてデイ2が始まる前に同じテーブルにいるプレイヤーの席順、名前、とチップ量を確認するのに加えて彼らの戦績やプレイスタイルを調べます。事前に情報を整理する事で実際にプレイしている時に戦いやすくなるのです。

上の写真を見れば私がどの様に対戦相手の情報をレイアウトしているか分かると思います。この表を参考にどの相手と戦うべきか、どの相手に対しトップペアを降りるべきか、又はトップペアでレイズするべきかを決めています。

休憩時間の使い方を計画する

休憩時間の使い方は人それぞれです。短い休憩は20分程度ですが、ディナーブレイクは1時間程度あります。事前に休憩時間の使い方を計画してください。

  • 食事をとる
  • 睡眠をとる
  • 瞑想をする
  • 1人で考える時間を作る
  • 外の空気を吸いに行く
  • 仲間と談笑する

トーナメントが始まる前にトーナメントの関係者から休憩時間の開始時刻と長さを確認して下さい。

ムスカン・セシィ
ポーカースターズチームプロ

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