ポットリミットオマハ - 過大評価されているスターティングハンド

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テキサスホールデムをプレイしている人達がポットリミットオマハ(PLO)に移行する際に一番悩むのがスターティングハンドの選択です。ホールデムに慣れてしまったいるとホールデムで強いハンドはPLOでも強いと勘違いしてしまいます。今回はPLOのスターティングハンドを5つのグループに分けて説明します。これらのハンドはあなたの経験値が高くなるまでの間は役にたつ事でしょう。

ミドル・ハイペアだけの手札

ミドル・ハイペアだけの手札とはJ♠J♦5♦2♣の様な手札の事を言います。このタイプのハンドはPLOをプレイする際は注意が必要です。なぜかと言うとフロップでセットにならなければドローが付かないのでPLOでは使いにくいからです。

まず、ホールデムとは違いってジャックのペアだけで勝てる事はPLOではまずありません。ホールデムではジャックより下のカードがボードに出てもジャックのペアだけで勝つ事がありますが、PLOでは同じ状況でも相手がツーペアか強いストレートドローを持っている場合が多くあり、ペアだけで勝負するのは危険です。次にジャックのセットはオマハでも強いハンドと言えますが、ホールデムよりストレートドローやフラッシュドローとの対決が多くなるのでリスクがあります。最後にオマハはそのゲームの性質上、ナッツが作りやすいので多くのドローが作れる手札の方が期待値は高くなります。ミドルペアだけのハンドで勝つにはドライなボードでセットを作る事が必要になりますが、J♥7♦2♠の様なドローがなにもないボードが出た時に相手はあなたのベットにコールしてくれるでしょうか?

ボタンからミドル・ハイペアだけでのハンドでレイズインしたりSBでコンプリートするのは悪くない選択ですが、それ以外のポジションから参加するのは控えた方が良いでしょう。特にヘッズアップや3ベットが入ったポットで勝ち切るのは難しいので、参加料が少ない時にセット狙いで参加してください。

2種類のスーテッド低い手札

経験の浅いプレイヤーは2種類のスーテッド手札が強いと思っていますが、Q♣10♠4♣2♠の様なハンドはそこまで効果的ではありません。ターンでボードにスぺードとクラブのカードが2枚ずつあればフラッシュを完成させるのに18アウツが必要になります。しかしこのハンドには問題点が二つあります。ます一つ目は、フラッシュを仮に完成させたとしても自分より強いフラッシュを相手が持っている可能性がある事、そしてボードがペアになっている場合はフルハウスに負けるのが怖いので自分より弱いフラッシュが持っている相手がコールし難くなると言う事です。二つ目はフラッシュができる確率の方が低い事。仮にフラッシュが完成しない場合はペアか弱いツーペアを持っているだけのハンドなので多く勝つことは望めません。誰も参加していないゲームでボタンからレイズインするのは問題ありませんが、自分より強いフラッシュを持っている相手がいる可能性が増えるで複数の相手との勝負は避けるべきです。以上の条件から、このハンドはプリフロップでフォールドエクイティーを使ってプレイし、コールされてもヘッズアップになる状況のみにするのが好ましいと言えます。

エースとキングだけの手札

ホールデムから移行してきたプレイヤーにPLOではAKが弱いと信じさせるのは容易ではありません。しかし実際にPLOをプレイするとオフスートのAKxx、例えばA♥A♦9♠2♠,の様なハンドは物凄くプレイし難いのを実感できます。このハンドをボタンからプレイするのは問題ありませんしヘッズアップであればポジションの優位性を活かして勝つ事もできます。しかしトップペアトップキッカーはホールデムではナッツ級のハンドになりますがオマハではブラフキャッチ位にしか使えない期待値が低いハンドと言えます。
ワンペアがオマハで勝つにはボードの組み合わせがドライな時に限られます。対戦相手のスーテッドが全く絡まないレインボーでシンプルなボードです。相手のドローハンドはナッツになる可能性があるのに対してペアだけの勝つ条件が限られるハンドをプレイするのはリスクが有る事を理解してください。

三つのブロードウェイカード

A♥Q♥J♦4♣K♦J♠10♠6♥.様なハンドをアーリーポジションから使うのは難しいと言えます。ブロードウェイカードを持っているのでフロップで強いツーペアを作る事は可能ですがオマハでツーペアはどちらかと言えば弱いハンドに部類されます。最初のハンドは数字の低いダブルスーテッドコネクターのハンド対してわずか51%しかエクイティーがありません。つまり相手がブロードウェイカードを一切持っていないハンドでも簡単には勝てないという事です。ボードに上のカードが出てこちらがヒットした場合、相手は何もないので簡単にフォールドできます。しかし相手がコールやレイズしてきたら既にナッツ級のハンドを持っている可能性が高く、逆にこちらのインプライドオッズは低いので難しい戦いを強いられます。もう一つの問題は相手の3ベットにコールできるハンドではないという事です。この様なハンドはカットオフやボタンからポジションを活かしてプレイする事で利益をもたらしますがポジションが無い時に使うほど強くはありません。

ペアが二つある手札

8♦8♣6♥6♠の様な手札をPLOでプレイするのは全く面白くありません。ポジションがある時にブラインドをスティールする程度しか使い道がありません。ホールデムではセットはナッツ級に強いハンドなのでペアハンドを持っている時は常にセット狙いでゲームに参加する事ができます。しかしオマハではセット狙いでリンプしたりレイズにコールして複数人でフロップを見に行くと、セットを作って場合でも相手がより強いセットを持っている可能性が高くなります。ホールデムとは違いペアが二つあるハンドは将来の損失を考慮してポット オッズを減らす事が必要になるのです。この事をリバースインプライドオッズと言います。あなたは完成したハンドを持っているが今後より良くなる可能性は低い、そして大きく負けて小さく勝つ事が多くなります。オマハで強いハンドとはJ♦J♥10♠10♦の様にペアとスーテッドコネクタが両方あり、セットも狙え、ドローにもなり易い期待値が高いハンドになります。この様な強いハンドは全てのポジションからプレイできます。

まとめ

今回説明したスターティングハンドに共通しているテーマはドローが作りにくい期待値の低いハンドを使うと仮にフロップが良くても相手にドミネートされていたりするので危険だと言う事です。オマハで選択すべきスターティングハンドは汎用性のあるハンドです。色々なタイプのボードに対応できるスーテッドコネクターやビッグペアとコネクターの様なハンドがその候補になります。ホールデムから移行してきたプレイヤーは2枚のカードに慣れてしまっていてワンペアを強いと過信しまいがちです。まずはホールデムの常識を忘れオマハのハンドを学んでください。オマハを理解できたらクイズを用意してますのでチャレンジしてください。

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