ドローのプレイとセミブラフ (パート 1)

PokerStarsSchool | Poker Theory and Concepts

セミブラフとは? ブラフとは、ご存知の通り、最弱の手でべットやレイズをして、自分より強い手を持つ相手をフォールドさせることです。セミブラフとは、ポットに妥当なエクイティがある手札、つまり、相手がコールすれば手が良くなって勝つチャンスがまずまずある場合です。分かりやすい例として 9 ハイのフラッシュ ドローを考えてみましょう。手札は 98s で、フロップでドローができました。フラッシュを狙ってコールできますが、失敗すれば 9 ハイで、自力でポットは獲得できません。9 ハイのフラッシュ ドローでアグレッシブに行くことを選択した場合、ポットを獲得するには 2 通りあります。1 つは相手がフォールドして弱いハンドのままポットが手に入る場合。そうならなくても、ショーダウンで役ができてポットが獲得できるかもしれません。

セミブラフはどのタイミングで出すべきでしょうか? 多くのプレイヤーが極端に走ります。最初はドローでアグレッシブに行くことは絶対にしないのです。でもいったんセミブラフという強力な道具を自分のものにすると、どんなドローでもアグレッシブにプレイするようになります。当然どちらの戦略にも欠点があります。ドローでコールをするのが適切な場合もあれば、アグレッシブにセミブラフする方が良い場合もあります。

ドローで消極的にプレイするのとアグレッシブにプレイすることのメリットとデメリットを見ていましょう。

ドローをパッシブにプレイすることのメリットはコストがかからないことで、役ができなくてもリスクを最小限に抑えられます。一番のデメリットは勝つためには手札が強くならなければならず、そこまで行けてもポットが小さいので、相手が簡単に降りてしまえることです。

では、ドローでのアグレッシブなプレイの長所と短所はどうでしょうか。

  • 勝ち方は 2 通り: 前述の通り、相手がフォールドすればその場で勝ちですが、フォールドしなくてもまだ搾り取ることができます。
  • だましの質: 完成した強い手でアグレッシブに来ているのか? それともドローなのか? これについては後ほど取り上げます。
  • ポットが大きければ相手も降りにくくなる: 相手がフォールドせず、自分の手が強くなれば、相手は降りるのが難しくなります。

ドローでアグレッシブに行くことには次のような短所もあります。

  • カードを引くのが高くつく: 次の記事で詳しく触れますが、このことが関係してくるケースがあります。ただし、こちらのフォールドエクイティ、すなわち最強の手を作らなくてもポットを獲得できる確率次第でより多くの見返りを得られます。
  • レイズされる可能性が高まる: 相手のベットに対して自分がセミブラフでレイズし、相手がさらに大きくリレイズしてきたらどうしますか? コストが見合わずフォールドさせられるはめになるかもしれません。反対に、コールすれば低コストでドローを完成させて利益を得られるかもしれません。繰り返しになりますが、これはフォールドエクイティを活用すれば対処できます。また、そんなに頻繁には起きません。こちらがドローでレイズし、相手は非常に強い手で、こちらを降りさせるような額で再度レイズしてくるというようなベットの応酬はそう頻繁に起こるものではありません。

ドローでアグレッシブに行くのはかなりメリットがあるように思えたかもしれませんが、実際にあります。では、なぜドロー ハンドでいつもアグレッシブに行かないのでしょうか?

いくつかの理由があります。早速検証していきましょう。

  • 常に最適とは限らない: 単純にそうするのが最適ではない場面があります。たとえば、コーリングステーションの集団がいるマルチウェイポットへのベットに対して、ドローでレイズするの最善の手とはいえません。実際のところ、相手のタイプに応じてドローでアグレッシブに行くかどうかを判断するのです。これについては次の記事で扱います。
  • 予測されやすい: ドローで常にレイズしていたら巧い相手にはすぐ見抜かれてしまいます。レイズしなければこちらのレンジにドローはないと判断できるので、フラッシュやストレートを完成させるカードが出ても相手には怖くありません。
  • バランス: これは「予測しにくい」ということに通じます。ステークが上がって、より洗練された相手と対戦するようになるとバランスの取れたレンジでプレイすることがずっと重要になります。つまり、ベットにレイズするにしてもコールするにしても、チェックあるいは自分からベットするにしても、時々ドローができ、そしてドローが完成すればそれが脅威になり、対戦相手にとって手強い相手となるのです。

ドローでセミブラフでアグレッシブにプレイすべきときとよりパッシブにプレイするときをバランスが取れた理にかなう方法で判断できるようになれば、もっと強くて万能なプレイヤーになれるはずです。こうした側面に取り組めば、もっと良い成績が出せるようになるはずです。パート 2 では相手のタイプによってドローでのプレイの仕方を変えて利益を上げる方法を見ていきます。

あなたは普段ドローをどんな風にプレイしていますか? コメントをお寄せください!

Loading more content...