カードデッド症候群から生き延びる

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どのハンドもひどいゴミ手ばかりが配られる経験は誰にでもあるはず。フォールドを繰り返し、ブラインドとアンティが増えていくにつれてスタックが減り、そのプレッシャーに押し潰されてしまう・・・・・・。今回は、そんなカードデッド症候群から生き延びるための対処法を見ていきましょう。

原則を曲げない

ゴミ手ばかり配られていると J-9s が A-A のように見えてきたりするものですが、J-9s は A-A ではありません。特定の状況でしかプレイできない手札に判断を惑わされないようにしましょう。こんなミスをするプレイヤーはいつも「この 2 時間で最高のハンドだったから」などと言い訳します。

注意深く観察する

多くフォールドするとテーブルで自由な時間が増えます。この時間を有効に使って対戦相手を観察したり、プレイの傾向を見直したりしましょう。ここで注目するのはフォールドしたプレイヤーです。弱いハンドでフォールドするのは普通ですが、守るべき比較的良いハンドをフォールドしたり、オープンレンジが広すぎて 3 ベットに対してうまくディフェンスできなかったりするプレイヤーもいれば、ハンドの強さに応じてポストフロップをセオリー通りにプレイするプレイヤーもいます。相手がどんなプレイをしているか見極めれば、攻撃する糸口がつかめます。

ハンドではなく状況を考える

これがすべての鍵を握ります。カードデッドの不平不満ばかり言うプレイヤーがいつもこの格言に戻ってくるのは、カードしか見えてないからです。スキルアップするにはハンドではなく状況を見ることです。極端な例ですが、SB のあなたまで全員がフォールドで BB が離席している状況なら、どんな手札でもレイズすべきです。ここで明確にしておきたいのは、ハンドはこの方程式の一部だということです。手札が A-A ならほかの要素がどうであれ良い状況です。BB が離席している例に戻りましょう。もし BB が離席しておらず、かなりタイトで慎重なプレイヤーだったらどうでしょう? トップクラスのハンドでなければ攻撃しませんか? 右隣のプレイヤーが広いレンジで頻繁にオープンするけど、リレイズされると 3 ベットにフォールドするのを知っているなら? もう分かりますね。

自分のプッシュ / フォールドのレンジを知る

悲しいかな、完璧に計画を立ててもショートスタックになってしまうことがあります。プッシュ / フォールドのレンジに固執する必要はありませんが、基本を理解しておくと役立ちます。スタックがたった 3BB の BB が SB のレイズにフォールドするのを見たことはありませんか? 最近そんなプレイをしていた友人にフォールドした理由を尋ねました。彼の答えはこうです。「T-3o で完全にカードデッドだったから」。スタックが 3BB でその内 1.1BB をビッグブラインドとアンティですでに支払っているなら、T-3o は数学的に収益性のあるコールです。直感的ではない上にチップも少ない極端な例ですが、このプレイヤーはスタックをここまで減らすまでに、ほかの期待値がプラスのオールインの機会やコールの機会を逃してきたに違いありません。

まとめ

トーナメントでゴミ手ばかりというのは確かに楽しくありませんが、これを逃れる手立てはありません。原則を曲げないこと。注意深く観察して攻撃の機会を逃さないこと。ショートスタック時の合理的なプッシュ / フォールド レンジを理解すること。これらを身につけることで「カードデッド」の苦境を乗り越え、善戦するチャンスを大いに高めることができます。

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