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序盤のプレイ
ポーカー プレイヤーなら誰でもゲームの様々な状況に対応した独自の戦略を持っています。 バイイン、種目、トーナメントやリング ゲームの進行具合、テーブルに同席している面子によって力学が変化しますが、 優れたプレイヤーはそうした変数に適応したプレイをします。
 

シングルテーブル トーナメント (STT) の特に序盤では多くの変数が取り除かれます。 全員が同じスタックでゲームを始め、ブラインドは低額で、一般に新しい対戦相手に対する情報があまりないからです。 なので、STT の序盤のプレイについては一般的なガイドラインが作れそうです。

(このガイドラインはブラインドが通常の速度で増額していく 9 人制シングルテーブル トーナメントに関するものです。)
 

序盤はスーパータイトにプレイ

最初の 3 つのブラインド レベルでの戦略はシンプルです。タイトにプレイしましょう。 STT の低額ステークは大半のプレイヤーがかなりルースにプレイし、弱いハンドでもどんどんフロップを見に行きます。 ポストフロップでも弱いコールをして過ちを重ねます。

こうした弱点を利用するには、最初の 3 つのレベルの間は参加するハンドをよく絞ります。 ブラインドは獲りに行くには小さすぎるので、強いハンドでもない限りトーナメントでのプレイを台無しにするようなリスクを取るべきではありません。 他の参加者たちが互いに飛ばし合うのを見ていましょう。この段階で後れを取っても問題ありません。

ブラフはしない

「相手は何でもコールしてくる、何でもコールしてくる……」と心の中で唱えてください。 相手がルース過ぎる場合は強いハンドでベットして利益を上げることができますが、同時にブラフにもコールをしてくることを意味します。 ブラフしないに越したことはありません。

 

スロープレイをしない

序盤でのチェックレイズやスロープレイは効果がありません。 手札が でフロップに が出たら、チェックレイズしたりベットにコールしたりせず ベットかレイズして、手札が の相手がコールしてくるのを見てほくそ笑みましょう。 ただし、フロップでフォーカードやストレートフラッシュが完成した稀な場合は例外です。 この場合は、フロップでチェックしてスロープレイを選択しても構いませんが、ターンかリバーでオールインするようにしてください。

チェックレイズに注意する

低額ステークやマイクロ ステークの STT でのチェックレイズは十中八九強いハンド (たいていツーペア以上) を持っていることを意味します。 相手がチェックレイズした時に最低でもツーペアがない場合は必ずフォールドします。 手札が でフロップが でも、相手がチェックレイズしてきたらフォールドすべきです。 手強い相手なら のような手札でチェックレイズでブラフするかもしれませんが、低レベルのトーナメントでは稀なので フォールドで構いません。


 

周りをよく見る

相手はどのようにプレイしていますか? 多くのポットでリンプしていますか? いつもレイズで入りますか? フロップ以降に弱いドローでコールしますか? ビッグ ブラフを仕掛けてきますか? フロップでセットやスリーカードが完成した場合どのようにプレイしていますか? ベットやチェックレイズをしますか? それともチェックやコールだけですか? 相手のプレイに注目して 時間を有効に使いましょう。

 

プリフロップでの基本プレイ

次の表は、プリフロップでスターティング ハンドをどのようにプレイするかを示しています。 ハンド カテゴリについては STT の概要をご覧ください。
 
ハンド カテゴリ レイズなし
ボタン/カットオフ
レイズなし
他のポジション
レイズあり
全ポジション
カテゴリ 1 レイズ レイズ リレイズ
カテゴリ 2 レイズ レイズ リレイズ
カテゴリ 3 レイズ フォールド フォールド
カテゴリ 4 レイズ フォールド フォールド
カテゴリ 5 以下 フォールド フォールド フォールド
         

STT の序盤はカテゴリ 4 より下のハンドの場合はポットに参加するのは控えましょう。 先行するプレイヤーのアクションにかかわらずフォールドしてください。

カテゴリ 1 とカテゴリ 2 のハンドはとても強いので、ポットを大きくすることを目指してください。 どんなポジションからでもレイズ、リレイズを仕掛けましょう。

表にあるように、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 で実際にプレイできるのはレイト ポジションで最初にアクションを仕掛ける場合に限られます。 他のプレイヤーが積極的にポットに参加してきた場合はフォールドすべきです。

プリフロップでのレイズ

プリフロップでレイズする場合は次のガイドラインに従ってください。
  • 最初にポットに参加する場合は BB の 4 倍にレイズ
  • 誰かがリンプした場合は、リンプしたプレイヤー 1 人につき 1 BB 多くレイズ
  • レイズがスタックの 1/3 以上になる場合はオールイン
  • 誰かが先にレイズした場合はその 4 倍にリレイズ

プリフロップでの高度な戦略

プリフロップでの基本的なアドバイスを守って経験を積み、ハンドのカテゴリも覚えたら、もっと高度な戦略でプリフロップをプレイしてみましょう。 このチャプターは本シリーズ全体でも最も難しい箇所なのでよく読んでください。

ペアでコールしてフロップを見る

上表でプリフロップでレイズまたはフォールドする場合の戦略を紹介しましたが、プリフロップでコールできる状況もいくつかあります。 先行するプレイヤーが誰もポットに参加していない場合は、上表のようにレイト ポジションのカテゴリ 1・2・3・4 でレイズしますが、 弱いポケットペアでもコールできる場合があります。

2 から 10 の法則

次に紹介する法則は、初心者がポケットペアでレイズ、またはレイズにコールするリスクを負えるスタックの割合の目安となります。2 ~ 10 のポケットペアが配られたら、コールまたはレイズに投じるスタックの割合はポケットペアのランクと同じ数字を上限とします。 具体的には次のようになります。

の場合はスタックの 2%
の場合はスタックの 3%
の場合はスタックの 4%
の場合はスタックの 5%
の場合はスタックの 6%
の場合はスタックの 7%
の場合はスタックの 8%
の場合はスタックの 9%
の場合はスタックの 10%

どんなゲームでも発生する状況に使えるアドバイスです。 以上のスターティング ハンドを持っている場合は事情が変わります。 弱いペアで勝つにはハンドを強くする必要がありますが、強いペアはそのままでも勝てることが多いので、レイズをされたらリレイズまたはオールインしても良いでしょう。

自分のポジション、スタック サイズ、相手のスタック サイズ、最初にレイズしたプレイヤーがパッシブかアグレッシブかなど、収集したその他の情報も考慮してください。

「2 から 10 の法則」を使う場合、チップが十分にあるなら最初は常に標準サイズのレイズ (BB の 4 倍) にします。 チップがあまりない場合はビッグブラインドにコールします (リンプイン)。 たとえば、ブラインドが 15/30 で手持ちが 1,400 チップ、手札が なら 120 にレイズします。手札が :4 なら 30 をコール、 ならフォールドします。

ポストフロップでのペアのプレイ

ポケットペアでリンプインした場合、フロップでセットまたはオーバーペアができなければチェックかフォールドします。 オーバーペアはフロップのトップペアよりもましですが、まだ弱いので、 トップキッカーのトップペアと同じつもりでプレイしてください。 オーバーペアではリレイズはせず、ベットに対してレイズされたらコールに留めて、ターンで状況を判断しなおしてください。

相手のプレイに注意を払っていれば、次のような質問に答えることができるはずです。 相手の方があなたよりも強いか? ポット オッズは? インポジションかアウトオブポジションか? これらの質問はどれもこれからどうプレイを進めていくかに影響します。
 

 

フロップでのセット

セットはとても強いハンドですが迷いを生みます。他の誰かがプリフロップでレイズした場合は特にそうです。 フロップでセットを完成させる理想的な状況とは、プリフロップで相手のレイズに のような手札でコールして、フロップで が出たというような場合です。 フロップでセットが完成しましたが、相手はトップペアが完成している可能性が高く、このハンドで相手のチップをすべて奪えるかもしれません。

セットを持っている場合はできるだけオールインします。 プリフロップで最後にレイズをしたり、誰もレイズしなかった場合は必ずフロップでベットしてください。 スロープレイはしないでください。

相手のレイズに対してコールした場合にポットを大きくする方法はいくつかありますが、アウトオブポジションの場合は A か K があるフロップでベットして相手のレイズを期待するのが得策です。 フロップに弱いカードしかない場合はチェックレイズが良いでしょう。 チェックしてコールする手もありますが、アウトドローされるリスクがあります。 インポジションでは相手がチェックならベット、ベットならレイズします。

どんな場合もフロップ以降はスロープレイはせず、常にターンでベットし、通常はリバーも同じようにベットします。 リバーでストレートやフラッシュができる可能性が高い ( のようなボード) 極めて危険な状況では、無理にセットでベットする必要はありません。 このようなボードで相手がベットしたらコールすべきかどうか判断しなければなりません。

ポット オッズと相手のこれまでのプレイを振り返り、ハンドが完成している可能性がどのくらいあるかを見極めましょう。

ポストフロップでの基本プレイ

低額ステークの STT 序盤の様々な状況やハンドの強さのカテゴリについてシンプルな助言がいくつかあります。

マルチウェイ ポット (相手が 2 人以上)*

  • ベットとレイズはポット サイズで行う。それ以上またはそれ以下のベットやレイズはしない。
  • 強いメイド ハンドのみ全スタックを懸けてプレイする (ハンドの強さのカテゴリは本シリーズの最初で紹介)。
  • 全般に、フロップではポットのサイズを見る。 ポットが大きいほどリスクに対する利益率が高くなるため積極的に参加する。
  • 強いメイド ハンドは素早くプレイしてプロテクトする。ポットサイズのベットやレイズで利益を高める。 フロップで優勢でも、対戦相手が多いほど後半に追いつかれる可能性も高くなります。
  • 中くらいの強さのメイド ハンドの場合は 1 ストリートにつきベットは 1 回、最大でも 2 回まで。対戦相手が多いほど強いハンドが潜んでいる可能性がずっと高くなることに注意してください。
  • その他のメイド ハンドは強くならない限りチェックかフォールドする。
  • ドローはパッシブにプレイする。
  • 中くらいの強さまたは強いドロー ハンドでチェックしたり、適正な額のベットにコールしても構わないが、ドローだけでスタックを大きく失う可能性がある高額ベットにはコールしない。
  • 弱いドロー ハンドはチェックかフォールドする。ただし、300 チップのポットに 20 チップをベットというような状況では、コールしてハンドが強くなるか見ることができる。
  • フロップで全員がチェックして、それ以降のストリートで強いメイド ハンドができた場合はスタック全額を賭けても構わない。ただし、ボードがフラッシュ 4 枚やストレート 4 枚など極めて危険になった場合は除く。
  • ベットまたはレイズが残りスタックの 1/3 以上になる場合はオールインする。
  • スタックの 1/3 以上をベットまたはコールする場合はポットにコミットすべきか考える。 投資し過ぎてフォールドできなくなったり、ターンやリバーで残りのチップまで失う可能性があります。

ヘッズアップ ポット (相手が 1 人)

通常はヘッズアップ ポットも前述のマルチウェイ ポットと同じようにプレイしますが、次の点にも注意してください。
  • 強いドロー ハンドはアグレッシブにプレイする。さらに強くなる可能性が高いので、フロップではベットやレイズをする。
  • 中くらいの強さのメイド ハンドはヘッズアップでは十分に強いので、フロップとターン、またはフロップとリバーでベットする。

プリフロップでの高度なプレイ: コンティニュエーション ベット

プリフロップでレイズをしたもののフロップで役を逃した場合は、ポットを諦めてなんとか安く済ませたいという誘惑に駆られるかもしれません。 しかし、実際には特殊なブラフを使ってベットするチャンスで、 このブラフを「コンティニュエーション ベット」または「C ベット」と言います。

フロップでもベットすることでプリフロップで見せた強気な姿勢を維持できます。 レイザーはコールするプレイヤーよりも強いハンドを持っている可能性が高いので、フロップでヒットしなかった場合は (かなり頻繁に起こる)、プリフロップでレイズした方がフロップでベットしてポットを獲得できる可能性が高くなります。

手札 でプリフロップでレイズし、フロップで が出てもベットを続けることができます。 プリフロップでレイズしたせいで、相手はあなたがたとえば を持っていると考えてフォールドするかもしれません。 また、 のようなフロップでベットすると、相手はあなたが大きいオーバーペアや、少なくとも自分よりも大きいオーバーカードを持っていると考えてフォールドすることがあります。

1 枚以上のオーバーカードがあるポケットペアでレイズした場合も、コンティニュエーション ベットを打つことができます。 たとえば、手札が でレイズし、フロップに が出たなコンティニュエーション ベットを打つことができます。

これが STT 序盤で唯一ブラフを行っても良い場面です。

フロップを逃して、コンティニュエーション ベットがレイズされた場合はフォールドします。 コールされた場合はターンでハンドが強くならない限りチェックまたはフォールドします。 コンティニュエーション ベットをしようとしている時に先にベットされたらフォールドしましょう。

一般的には次のようにプレイします。

プリフロップで 1 人がコールした場合: 常に C ベット。

プリフロップで 2 人がコールした場合: 最後にプレイする場合は先行する 2 人のプレーヤーがチェックしたら C ベット。

最初または 2 番目にプレイする場合は A、K、ペアやトリップスがあるフロップなら C ベットします。

ドローを持っていて最後にプレイする場合は C ベットせず、「ポストフロップでの基本プレイ」のアドバイスに従い、後続のストリートでハンドが強くなるのに期待しましょう。

プリフロップで 3 人以上がコールした場合: C ベットはしません。

C ベットを行う際は強いメイド ハンドを持っているかのようにポット サイズをベットし、自分の役の強さに関する情報を一切与えないようにしてください。

A - Q の場合:

手札 でレイズして 2 人のプレイヤーがコールした場合。

次のようなフロップなら C ベットします。

次のようなフロップなら C ベットはしません。

まとめ

  • プリフロップでのプレイはスーパータイトに
  • ブラフはしない
  • スロープレイをしない
  • チェックレイズに注意する
  • 周りをよく見る
  • カテゴリ 2 のハンドの場合は、どのポジションからでもプリフロップでレイズ、リレイズを行う
  • カテゴリ 3、4 のハンドの場合は、カットオフかボタンならレイズする
  • 慣れてきたらプリフロップで「2 から 10 の法則」を使う
  • ハンドの強さのカテゴリ、ポットのサイズ、対戦相手の数に応じて「ポストフロップでの基本プレイ」のアドバイスを参考にする
  • ベットやレイズが残りのスタックの 1/3 以上になる場合はオールインする
  • 慣れてきたらプリフロップでコンティニュエーション ベットを使い始める

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