PokerStars ホームページ
6-max リングゲームにおけるメンタル ゲーム
ティルトとは論理的な判断力を低下させる感情的な干渉で、原因は疲労や集中力の欠如、逆上や特定の相手への復讐心などさまざまです。ティルトがどんな形で表れ、どんな影響を及ぼすにしても、6-max リングゲームはいろんなことが起きる振幅の大きいゲームだと理解しておくことが重要です。つまり、メンタルな要素抜きで 6-max リングゲームで成功するのは現実的ではないということです。  

なぜティルトに陥るのか?

私たちの潜在意識は、脅威を覚えると自己防衛的な感情を働かせるよう進化してきました。これがティルトに陥る理由です。このような衝動はポーカー テーブルの外では健全なもので、そもそも人類がオンライン ポーカーを発明するほどまでに進化を遂げることができた要因の 1 つでもあります。問題は人類が適応してきた環境はポーカーとはまったく別物で、こうした自己防衛の感情はポーカーでは役に立たないということです。潜在意識は K-K で A-A に負けてスタックを奪われたり、リバーであり得ないドローを引いた相手に負けたり、という無害で避けられない偶然から自らを守ろうとします。こうした不運な出来事はポーカーでは日常茶飯事で、これに対抗する手立てはありません。人類が生き残るためにオンライン ポーカーをプレイし、進化してきたのなら「負けると逆上する」という不合理な反応をすることはあり得ませんが、私たちが生き残ってきたのは住居、食糧、水を見つける能力を磨いてきたからであって、頭に来るほど下手な相手にスタックを奪われることには慣れていません。

事実、潜在意識はそのような相手にスタックを奪われると弱い種によって財産が奪われたと解釈し、怒りを覚え、復讐しようとします。これはポーカーではまったく役立たない防衛の仕組みです。

闘争型ティルト

闘争型ティルトとは、正当に自分のものであるポットを手に入れるために相手を負かそうと躍起になることをいいます。ゲームの中でリスクを承知の上で失った財産と、強盗に遭って力ずくで奪われた財産を区別しなくなるのです。闘争型ティルトに陥ると、力ずくで損失を取り戻し相手を制圧しようとします。ポーカーでいえば、現実的に一番期待値が高いのは何かを考慮せずにベットやレイズ、ブラフ、コールをするようになります。フォールドするのが正しい選択であることは多々ありますが、闘争本能はそれを「死」とみなします。

よくある闘争型ティルトには復讐ティルト、権利ティルト、損失奪回ティルトがあります。

逃走型ティルト

逃走型ティルトはもっと現実的で、1 日で 20 回分のバイインを失う危険は避けられますが、長期的には勝てるチャンスを逃して同じくらいのダメージをもたらす可能性があります。逆境があまりにも困難だと、本能は戦うことを諦めて逃げようとします。容赦のないダウンスイングに耐え切れず、半年間ゲームから離れたり、あるいは別の職に就こうとしたり、疑心暗鬼に駆られたりするようになります。不運が続くことで潜在意識のパターン認識 (健全なものの役立たない別の本能) が暴走し、何をやってもうまくいかないと思い込むようになります。あまりにもタイトにフォールドしたり、有益なブラフの機会を逃したり、配慮もなくポットを諦めたりするようになります。

よく見られる逃走型ティルトにはポーカー嫌悪ティルト、疑心暗鬼ティルト、無抵抗ティルトがあります。

メンタル ゲームの弱点克服

ティルトの診断が終わったので、次は一般的な治療方法を見ていきましょう。よく陥るのがどのようなタイプのティルトかにかかわらず、それを自分のせいではないとまず気づくことが重要です。自分ではコントロールできない潜在意識による行動の責任を顕在意識に押しつけることはできませんが、その治療に関しては責任を負えます。

最も効果的な犬の訓練方法は、その場で手本を見せてやることです。引き裂かれたソファを犬に見せて「なぜこんなことをしたのか」と問い質しても無意味です。罪悪感を感じさせようと叱っても、次にソファを目の前にしたときに「前に叱られたから今回は止めておこう」と思うことはありません。

ティルトが起きた後に潜在意識がその振る舞いを見直したりすることはなく、叱責や罪悪感によって脳の配線を変えることはできません。手痛いクーラーに対して動物の脳が無意味な復讐心を抱かないようにするには、その振る舞いを認識し、その場でそうした振る舞いを止め、損失を軽く受け流したり、リセットしたりするなど、より適切な行動に置き換える必要があります。このプロセスには時間がかかります。最初は悪戦苦闘するでしょうが、時が経つとともに潜在意識は適応し、新たな習慣が形成されていきます。何百万年にもわたる進化の過程を経て作られた出来の悪いプログラムを書き直すにはそれ相応の時間が必要です。

幸いにも、ここで設計しなおすのはポーカーにおける自己防衛の衝動だけです。訓練を重ねた末、大きなポットに怖気づくことなく参加できるようになったとしても、銃を振り回す頭のおかしな連中や檻から逃げ出したライオンを恐れなくなるというわけではありません。ゲームの中でそうした状況に異なる形で対応しようとしているだけです。

まとめ

認識、中断、置き換え。それが潜在意識によるティルトの悪習を現実的で有益な反応に代える秘訣です。ティルトはその場で冷静かつ客観的に対処しなければなりません。ティルトに陥るかどうかを自分で決めることはできないので罪悪感を感じる必要はありませんが、ティルトに対処するかどうかは自己責任であり、特に状況が激しく変化する 6-max リングゲームでは無視すべきではありません。

X クッキーに関する情報

Web サイトの利用体験の向上のためにお使いの PC にクッキーを配置しました。クッキー設定はいつでも変更できます。 変更しない場合はクッキーの使用を許可したことになります。