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ポットをオープンする
向上心溢れる 6-max リングゲーム プレイヤーがまず学ぶべきことは、各ポジションでどのようなレンジでオープンレイズするかです。チャートを覚えるのは暗記の練習なので、しっかりした基礎を築くには不十分です。この 6-max リングゲームの入門レッスンでは、どのハンドならプリフロップでレイズするかだけでなく、テーブルの各ポジションでそうする理由についても考えていきます。

「オープンする」とはブラインド以外でレイズを最初に行ってポットに参加することです。リンパーが複数いる場合についてはこのコースの後半で取り上げます。

6-max テーブル

まずは 6-max テーブルの各ポジションについてもっと深く知ることから始めましょう。



ご覧の通り、ポジションは 3 種類に分けられます。青はスチールしないポジションです。より多くのプレイヤーがアクションし、強いハンドに当たったり、コールされたり、3 ベットされたりする可能性が高いため、オープンレンジはずっと狭くなります。

赤が「スチール」ポジションです。これらのポジションからオープンするときは決して強いハンドを持っていないという訳ではありませんが、これらのポジションでオープンするハンドの多くで利益を上げられるかどうかは、少なくとも部分的には、時々プリフロップで相手をフォールドさせられるかどうかにかかっています。たとえば、CO (カットオフ) から 8-6s でオープンするのは勧められるプレイですが、少なくとも 1 人の相手にいつもコールまたはレイズされるような場合は有益なプレイにはなりません。

黒のポジションは BB (ビッグブラインド) です。今回はこのポジションについては議論しません。理由は簡単で、BB からポットをオープンするのは不可能だからです。全員フォールドすればポットが手に入って嬉しいですが、たいして戦略上の利益を生むものではありません。ほかのプレイヤーがオープンした場合にどうやって BB をプロテクトするかについては、このコースで後ほど検討します。

ここでは、ポットをオープンする理由を考えていきましょう。そうすることで、さまざまなダイナミックな状況でオープンするレンジを判断する方法を理解し始めることができます。その方がチャートに従うだけよりもずっと面白く、利益につながります。

ポットをオープンする理由

1.バリュー

運が良ければ A-Ko や Q-Q といった非常に強力なハンドが配られます。こうしたハンドはエクイティが非常に高く、つまり、ショーダウンで勝つ確率がほかの大半のハンドよりも高いので、平均して大きなポットを獲得できます。獲得するポットが大きければ利益も増えます。大きなポットの 70% は小さなポットの 70% よりずっと価値があります。

バリューの大きいハンドを持っている場合はどのポジションからでもレイズしますが、BU (ボタン) に近づくにつれてバリューレイズの基準は緩くなります。これは、ポットをスチールするインセンティブが大きくなるにつれて、対戦相手がコールするレンジが広くなるからです。そのため、K-Jo のようなハンドは UTG からポットを大きくするのには疑問符がつきますが、BU でバリューレイズするには良いでしょう。BB は K-9o や K-5s のようなハンドでもスチールから自分の身を守るためにコールせざるを得ないからです。バリューのために必ずオープンすべきスターティングハンドなどはありません。そうではなく、コールされても良い形勢が保てるハンドならレイズする、と考えると良いでしょう。

2.フィールドを絞る

エクイティとはショーダウンでポットを勝ち獲る確率のことです。エクイティはケーキによく似ています。一緒に食べる人の数が多いほど自分の取り分は小さくなります。

オープンレイズの最も一般的な目的の 1 つは、対戦相手を追い出してケーキの取り分が大きくなるようにすることです。たとえば、UTG で手札が Q-Q の場合を考えてみましょう。このビッグペアは BU でコールする可能性のあるレンジに対して実に 77% のエクイティがあります。次のようなレンジです。 [5-5 ~ J-J、A-Ts ~ A-Qs、K-Js ~ K-Qs、Q-Js、J-Ts、T-9s、9-8s、8-7s、A-Qo]レイズではなくリンプすると、平均してより小さなポットにより多くの対戦相手が参加するようになります。さらに 2 人の対戦相手のコールレンジを追加すると、4 人でプレイすることになり、エクイティは 77% から 49% に急落します。欲しいのは大きなポットの 77% なのか、小さなポットの 49% なのか、という話です。ビッグハンドで利益を最大化するにはフィールドを絞ることが不可欠です。

とはいえ、ショーダウンでもっと勝てるようになることだけがフィールドを絞るメリットではありません。相手が少ない状況でフロップを見られれば、フロップがあまり役に立たず、フォールドエクイティ (相手をフォールドさせてポットを得る確率) に頼っている場合でも、リバーに行くまでにほかの全員をフォールドさせやすくなります。 HJ (ハイジャック) のポジションから J-Ts でオープンして、フィールドを BB の 1 人に絞った場合について考えてみましょう。フロップは 7-4-2r で、スモールベットをすると BB はフォールドしました。ジャックハイでベットして勝利、という素晴らしい結果ですが、4 人でポットを争う状況で同じ形で勝つ可能性は当然ずっと低くなるでしょう。プリフロップでフィールドを絞ることで、ボードを逃しても妥当な確率でポットを獲得できる手段が得られます。

3.ブラインドのスチール

フィールドを絞ることのもっと極端な形は、フィールドに残っているのは自分だけにすることです。そうなればブラインドを獲得します。短期的には何も特別なことではありませんが、長期的には堅調な勝率を維持できます。非常に小さなポットでもかなり頻繁に獲得していけばブラインドに食われずに済み、ポーカーで欠かせない栄養分の滴が得られます。フルリングよりもブラインドの回数がずっと多い 6-max リングゲームでは、もっと頻繁にスチール ポジションが回ってくるため、オープンレンジを広くすることがきわめて重要です。

BU (ボタン) で K-6s のようなハンドでスチールすることの期待値はかなり高いです。2.5 BB でオープンすると 1.5 BB のために 2.5 BB をリスクにさらすことになります。コールされるたびにフロップでカードをフォールドしても (ひどい戦略ですが)、2.5 / (2.5 + 1.5) = 62.5% の確率でスチールできれば収支が均衡します。

ほとんどのプレイヤーは SB (スモールブラインド) ではタイトにプレイします。後にプレイヤーが控えている最悪のポジションで広すぎるレンジでコールするのは危険です。SB は一般に 80% 以上はフォールドします。BB (ビッグブラインド) の方がポットオッズがましで、最後にアクションするので、ずっと頻繁にプロテクトします。およそ 60% しかフォールドしません。つまり、スチールは 0.6 X 0.8 = 48% の確率で成功します。フロップで毎回フォールドするというバカげた仮定の下で収支が均衡するフォールドエクイティからそう遠くはありません。

実際のフロップ戦略は毎回フロップでフォールドするよりもずっと優れたもので、選択的コンティニュエーションベットや強いハンドでのバリュ-ベット、セミブラフ ドローを駆使するため、必要なフォールドエクイティは 62.5% よりもずっと少ない 48% 未満です。 K-6s のようなハンドでのスチールは平均的なテーブルでは非常に有効です。

まとめ (既定のオープニングレンジ)

次のレンジはおおよその目安です。テーブルが異なると各ポジションのオープニングレンジも変わりますが、ここで取り上げているのは特にルースでもタイトでもない平均的なテーブルでの堅実な既定のアプローチです。このようなテーブルにはたいてい堅実な常連が 3 人、タイトなプレイヤーが 1 人、娯楽目的のルースなプレイヤーが 1 人います。

相手の隙につけ込む戦略が使える場面では、レンジを広げて SB のポジションでブラインドのプロテクトが緩い相手からスチールしたり、BB がかなりルースなので UTG からバリューのためにより多くのハンドでレイズしたりしても構いません。
アンダーザガン
ハイジャック
カットオフ
ボタン
スモールブラインド

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